コロナウイルスによるパンデミックは、前代未聞の出来事でどれが正しい答えかわからず日本だけではなく世界中でパニックを起こしました。
今までの経験を踏まえ、もし再度こうした予想がつかない事態に陥った時の対処法がBCP策定です。
これは2024年度には全国の介護施設及び介護サービスを提供しているすべての事業所が作成を行う必要があります。
特に介護施設では、利用者さんのライフラインを守らなければならないうえに共同住宅での集団感染は予防と対策を考えておかなくてはなりません。
特にコロナウイルスなどの伝染病対策は、基礎疾患を持っている入居者さんは死にいたることもあるので要注意です。
介護施設の感染症対策とは、BCP策定をした後、実際にスタッフへの周知・理解と訓練も必要なのです。
なぜここまでBCPが義務付けられるほど、大事なのでしょうか。
それは、パンデミックがきっかけで2020年から介護事業の倒産が相次ぎ入居者に多大なる被害が出ていることから始まっています。
また感染症は目に見えることがなくフローチャートなどをつくることで、従業員も不安にならずに対応することができます。
これらは、自然災害が多い日本だからこそ考えられた独特の危機回避方法といえるでしょう。
BCPにおける感染症対策としては、平常時・感染の疑いの発見・初動対応・検査などの流れをマニュアル作成し、訓練を繰り返しながら策定を改善していく、その経過が大切なのです。